生活習慣病|一の橋内科・循環器内科|喜多見駅徒歩8分の内科・循環器内科

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生活習慣病

Lifestyle disease

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生活習慣病

生活習慣病とは食べ過ぎや偏食、運動不足、タバコやお酒の飲み過ぎといった生活習慣の不摂生が主な原因となって起こってくる慢性疾患です。代表的な生活習慣病には高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)などがあります。

生活習慣を見直せば予防・改善が可能

長年にわたる悪い生活習慣によって引き起こされてしまうのが生活習慣病。遺伝的要素の関与は勿論ありますが、それ以上に食事や運動不足、ストレス、喫煙や過度の飲酒といった生活習慣の積み重ねによって起きることが明らかになっています。わが国の死亡原因の約6割が、生活習慣病である糖尿病、高血圧症、脂質異常症などによって引き起こされる心臓病や脳血管疾患等であるとされます。これらの病気は、生活習慣を見直すことによって予防・改善できる余地が大きいのも、生活習慣病の特徴です。生活習慣病は初期のうちは、ほとんど自覚症状がみられません。症状が現れる前の早めにしっかり診断し、対処方法を考えていくことが重要です。

代表的な生活習慣病

糖尿病

糖尿病とは、何らかの原因で血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込めなくなってエネルギーとして十分に利用されず、ブドウ糖が慢性的にダブついてしまっている状態です。
長期にわたり血液中のブドウ糖の過剰な状態が続くと、全身の血管に様々な問題が現れ、悪くすると心筋梗塞や脳梗塞、人工透析や失明など、深刻な事態にも陥りかねません。適切な治療により血糖値を正常に保ち、また体重や血圧、血中脂質も併せて良好な状態に保てば、合併症を起こさずに健康を維持することは十分に可能です。

高血圧

血圧とは心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力であり、体の隅々まで血液を送り出す原動力です。100mmHgの血圧とは水銀柱を100mmまで押し上げる力に相当するということです。心臓が収縮したときの値を「収縮期血圧」または「最高血圧」、心臓が拡張したときの値を「拡張期血圧」または「最低血圧」とし、血圧値の表し方は120/80mmHgなどと記載します。血圧の調節は、心拍出量と血管抵抗でなされており、心拍出量は心臓のポンプ機能と循環血液量、血管抵抗は血管の太さや硬さとの関連が強いとされます。また、ホルモン(昇圧系と降圧系がある)による調節や自律神経(交感神経と副交感神経)、腎臓による水分とナトリウム排泄調節も重要です。高血圧とは血圧が高いという病態であり、本邦の高血圧患者数は4300万人と推定されています。血圧が高くなるほど、心血管病、脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病などの罹患リスクおよび死亡リスクが高くなることが知られており、本邦における高血圧に起因する死亡者数は年間約10万人と推定されています。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)というのは、血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度が慢性的に高い状態のことです。脂質異常症を放置すると動脈硬化が進行し、やがては心筋梗塞や脳卒中などの発症原因となります。脂質異常症は、遺伝的背景とエネルギー過多な食生活や運動不足などの環境的要因が重なることによって引き起こされると考えられています。運動不足や喫煙は善玉コレステロールを減らします。脂質異常症の治療は、基本的に生活習慣の改善と薬物療法になりますが、生活習慣の改善は、血中脂質を下げるだけでなく、動脈硬化の進行防止にも役立ちます。生活習慣改善の主な内容は、栄養バランスのとれた食生活、適正体重の維持、適度な運動、禁煙などです。食生活のポイントとしては、高コレステロール血症の人では動物性脂肪を含む食品を減らして植物性脂肪を含む食品を増やす、卵の黄身や魚卵などのコレステロールを多く含む食品を減らす、野菜やきのこ類など食物繊維をたくさん含む食品を積極的に摂る、高中性脂肪血症の人の場合は糖質の多い食品やお酒を控える、摂取カロリーを適正にする、などが挙げられます。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態です。尿酸は水分に溶けにくいため、血液中では尿酸塩として存在しています。尿酸が過多になると、針状の尿酸塩の結晶ができ、足の親指の付け根や、膝関節など、体のあちこちに溜まって、激しい痛みを引き起こします。これが痛風です。体の細胞は、毎日の新陳代謝で新しくつくり変えられています。
その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。このプリン体が、尿酸の元になります。プリン体はレバー類、干し椎茸、魚卵、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類に多く含まれています。そしてアルコール飲料には、尿酸値を上昇させる作用があります。
こうした飲食物を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。治療は薬物療法が中心となりますが、プリン体を多く含む食品の摂取を少なくし、節酒を心掛けます。尿酸値は6.0mg/dL以下に維持することが出来れば、痛風発作は起こらなくなることが知られています。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

肥満、特に内臓まわりに脂肪が溜まってお腹がぽっこり出ている「内臓脂肪型肥満」の方は、血糖、血圧、血中脂質値などの異常を来たしやすく、その結果、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病が重なりやすいことがわかっています。内臓脂肪型肥満があり、加えて血圧、血糖、血中脂質のうちの2つ以上が基準値を超えている状態を「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)と言います。メタボリックシンドロームでは、血糖、血圧、血中脂質などの値がそれほど異常でなくても、それらが重なることによって動脈硬化が一層進展しやすくなり、ひいては心筋梗塞や脳血管障害など、生命にもかかわる心血管事故が起こるリスクを高くしてしまいます。

メタボリックシンドロームの診断基準

【必須項目】
  • 内臓脂肪型肥満:ウエスト周囲径(立位・軽呼気時・臍レベルで測定)
  • 男性:≧85cm
  • 女性:≧90cm
【選択項目】

下記3項目のうち2項目以上に該当

  1. 中性脂肪:150mg/dL以上
    かつ/または
    低HDLコレステロール血症:40mg/dL未満
  2. 収縮期(最大)血圧:130mmHg以上
    かつ/または
    拡張期(最小)血圧:85mmHg以下
  3. 空腹時血糖:110mg/dL以上